出会ってから3年半以上経ち、ようやく上棟

こんにちは、小林です

重ね着ができる時期になってきました

秋は僕が産まれた月だからか
とても好きです!

街を歩いていると
紅葉に彩られた背景がとても鮮やかで
彩りのいい服装がすごく映えて
白くなる息にちょっとワクワクする感じが
たまらなく好きです

今、新築はとても賑わっています
打合せ中のたくさんのお客様
着手を迎えるお客様
上棟が控えるお客様
引渡間際のお客様

様々なお客様がいらっしゃいます
多くのお客様の内
一組のお客様のお話をしたいと思います

そのお客様との出会いは
2018年3月
今から3年半前
建築予定地の下調べをしつつ
完成見学会などを通じて
ご家族の理想の住まいのイメージ作りを深めていきました
ご家族全員ではだのの木の伐採体験にご参加頂いたり
お施主様ご夫婦と僕は年齢が近いこともあって
いろいろご不安事などの気になったことは相談してきてくれて
少しづつまだまだ小さかったお子さんたちも慣れてきてくれて
建物のプラン作りの打合せは毎回楽しかった
楽しかったのは目的が一緒だったからかもしれない
営業が立場的に上になるわけではなく逆もない
対等な関係でお施主様の幸せな暮らしを実現させたい想いが互いにあったので
とても楽しかったんだと思います

請負契約も無事に済ませて
着手を待つだけだったんだけど
それは起きた

土地の造成がうまく進まないことが分かった
建築計画が計画で終わることを意味していた

お施主様も僕も
手段はないのかいろいろ動いたけれど
無理だった

お施主様のご主人から計画の中止のご意思の連絡を頂いた

どうにもできない歯がゆさと無念さで
ぽっかり穴が空く感じを受けたのは
仕事では初めてでした

当時、お施主様にはまた再スタートする時のために
計画を保留にしましょうと話したことは
今でも心無い言葉になってしまったと後悔しています

どこかそのあとはお施主様にも連絡が取りづらくなってしまって
たまに必要最低限のご連絡をする程度となってしまった

2021年1月
ご主人から連絡
現在の住まいを建て替える計画を検討している旨
ドキドキしながら話終えて
また、色々お願いしますのLINE

よくわからない感情のまま
すぐに役所での調査や現地の調査
考えられるリスクは早めに手を打って
久々の対面での打合せ日を迎えた

変わらない笑顔で接してくれるご夫婦と
大きくなったお子さんたち

とても久々なのに
小林さん、小林さんて
お子さんたちは
いろんなことを話してくれて

とても嬉しかった

当時の事を引きずっているのは自分だけなのではないか
小さなお子さんたちですら前を向いていると
感じさせてもらったときに
ぽっかり空いていた穴がふさがったように感じました

その日からは
毎週のように打合せが再スタートし
一回目の打合せの経験を活かすように
お施主様も要望をまとめてくれて
サクサク進みました 笑

2021年9月
融資承認や建築確認申請を経て
ようやく地鎮祭

当日は言葉にはならない想いで溢れていました

翌月
上棟式を終えた後
ご主人と

ようやくここまで来ましたね

僕たちにとっては
とても深みのある言葉でした

そして
式の最後に頂いた手土産

奥様の僕たちへの想いが詰まっていました

おめでたい紅白の
七福神の中で唯一の日本の神様からくるエビスビール
疲労回復の入浴剤
職方さんへの好き嫌いまでご配慮頂いたお祝い弁当

言葉だけでなく
物でこれだけ伝えることができる
思いやりの素晴らしい方です

こんなご家族の住まいづくりに携われて
とても幸せです

まだまだお引渡しまで
時間があります

コロナなどの影響で
様々なことがあると思いますが
素敵な暮らしを送れるお家になるよう
スタッフ一同、精一杯努めていきます